西ノ園達大です

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会計係でね(笑)
会計なんかやったことないのに(笑)
慣れないことやるの大変よ~、Excelいじってさ。
千穐楽終わったのに、丸々2日間、ほとんどパソコンに向かってたわ。
んなもんでね、今の今まで全く終わった気がしなくてね。
予算オーバーしてないかとか、収支表がどこか間違ってないかとか、そんなことばっかり考えてた2日間で(笑)

それがやっと、無事整理がついてね。
本当に無事で(^^;

舞台「殺人ラヂヲ」、無事千穐楽終えまして。
ご来場いただいた皆様、
公演を応援してくれた皆様、
本当にありがとうございました!!

製作期間ていうのかなあ。
約1年半。
毎日毎日、この公演のことを考えていたな。
なぜなら10人が主宰みたいな公演だったから...
自分達でなんとかしないと、誰も何もやってくれない、やるってことだけ決まってても、放っておいたら何も物事が進まない...
そんな公演だったから。

歳はほとんど、40を越えた役者たち。
たまたま同じテーブルを囲んで酒を飲んでいた5人の男たちと、作家・演出家のわかぎゑふ。
そして、のちに召集されたさらなる4人の男たち。
ただただ、このメンツで芝居を打ちたい、それだけだった。
あとさきのこと、何も考えてなかったかも。
40を過ぎた男たちがねえ...
いかがなもんかねえ(笑)

ただ...
このメンツだったらやれる!
確信があったな。
ずーっと一緒に芝居したかった人たちだし。
こんなに近くにいて、何度も共演していそうな面々、何故かこれまでご縁がなく、今回やっと、酒のチカラを借りて心のラブコールが届いたか(笑)

あとは、ただただまっしぐらだった、1年半。
こんな感覚、何十年ぶりだったろう。
きっと、学生時代に劇団を旗揚げしたときの感覚に近いんじゃないかなあ。

楽しかったなあ\(^^)/
しんどいなんてこと、一時もなかった。
いや、もしかしたらあったかもしれないけど、前を向いてる半端ない威力がハネ飛ばしてしまっていたのかもしれない(笑)

稽古に入るまでは、毎日毎日仲間たちとグループLINEで会話して(笑)
自分達が今、本当にやりたいことって何か、妥協なく、どんどん突き詰めていこうとして。

ストレスもなかったよ。
だって、みんな同じ事務所の人間だし、余計な気を使うことはナシ、政治が介入することもナシ、大人の事情とかいうバカらしいことも一切ナシ。
ただただ、芝居、作品にみっちり向き合える...素晴らしい環境だった。
わかぎゑふさんが、そう導いてくれていたことも大きい。
ただ金銭的な部分はね、めっぽう乏しかったけどね(笑)
でもそれがまたいいんだよなあ、きっと。
その中で創意工夫してやっていくのをみんなでしっかり楽しんだし。

プレッシャーはあったよ、多少ね。
いい環境をいただいた分、イイモン創らなきゃっていう...
事務所の看板もしっかり背負ってたしね。
でも、そのプレッシャーも糧にできたかな。
緊張感も生まれたし、仲間同士の馴れ合いも防げたかもね。

小さな劇場。
これもよかったね。
シアターKASSAI、観覧具合が抜群だったとの、ご観劇いただいた皆様からのご意見も多々あり。
全く知らなかった劇場だったんだけど、下見に行って一目惚れしてね。
なんせ、楽屋が広くてさぁ(そこかい!)
いやいや、下北のスズナリを彷彿させるようなね、外観からは想像できないようなとても立派な客席で、空間全体、品の良さもあって。
役者の息が聞こえて感じてもらえて、汗や生唾の飛沫さえも届いちゃったり(笑)
最前列の人たちは特にそんな被害と共に、小さな椅子でお尻痛そうだったな...
知り合いが何度か最前列にいて、何度も目が合いそうになって...
目の前だもんね、流石にやりずらかったわぁ。

わかぎゑふ作品。
美術、セット、動かず。
小道具ほとんどナシ、無対象。
台詞中に音楽がかかることもほとんどナシ。
役者がまるで、丸裸にされて舞台に立っているような、そんな感覚。
でも、それを敢えて自分達で選んで、わかぎゑふさんに書いてもらいました。
そう、日替わりゲストで千穐楽にお越しいただいた我らの事務所の大先輩、中本賢さんから楽屋でいただいた御言葉があって。
「お前たちいいよ!素晴らしかった。役者がいい!引き込まれたよ。」
救われました。
千穐楽にしっかりご褒美が待ってました。
こんな野郎共を取りまとめてくれたふっこさん(ゑふさん)には、本当に感謝しかないね。

主題歌「オマエの声が聴こえる」。
まさかね、自分が作らせてもらうとは。
話がトントントンと進んでね。
スッと作っちゃった感じ。
わかぎゑふの詩とのコラボはかなり痺れたし、台本を読んで出てきたメロディーなので、自分独りではとても創れない世界観を味わえたなあと。
公演中共演者の脳内をこの曲が支配してるのがわかったのは笑えたなあ、ヘビロテ地獄(笑)
ギタリスト細川圭一さんに監修してもらって作ったCDもおかげさまで200枚完売!
お客様の5人に1人にお持ち帰りいただいた計算になるので、本当にこれも有り難かったなあ。
千穐楽は、生唄コーナー作っていただきました!

そして何より、賢さんを含めた日替わりゲストの皆さん、毎ステージ毎ステージ、我々にとっては贅沢すぎる顔ぶれで、毎日の芝居を新鮮にしていただきました。
とてもとても有難い、有ることが信じられない出来事でした。
お忙しいなか出演を快諾してくださり、本当にありがとうございました!

そんなことも含めてね...
久々の小劇場芝居、西ノ園はたっぷり楽しみました。
それはお客様が連日満員になるほど、たくさん劇場に訪れてくれたからですよ。
心より感謝申し上げます。

最後に...
共演者のみんな、わかぎゑふ様、たくさん我々の無茶振りを呑んでくれたスタッフの皆様、そして、看板を背負わせてくれた、エグゼクティブプロデューサーのオフィスPSC重留社長、
重ね重ね、ありがとうございました!

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西ノ園達大


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このページは、staffが2018年6月 2日 23:41に書いたブログ記事です。

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